体温を上げて健康になる
体温の低下が招く諸症状
日本人の平均体温は、1950年代に36.9度だったのが現在では36.2度と、0.7度も下がりました。最近、あちこちで検温をされますが、私自身の体温もちょうど36.2度です。
低体温が続くと自律神経が乱れ、便秘や肌荒れ、風邪、糖尿病、骨粗しょう症など様々な病気につながると言われます。
私の場合、50歳くらいまでかなりの肥満体型でしたが体温がいつも35度台で、しょっちゅう風邪をひいていました。
肥満は低体温につながり、感染症にもかかりやすいことを体験しました。
体温が上がることの効果
逆に体温が上がれば、血流が促進され、筋肉や骨の働きが活発になり、自律神経の乱れが改善。
その場合のポイントは、熱を出す筋肉を鍛えること。
1回1分位かけて、超スローでスクワットをするのが良いとのこと。(但し、やってみると、めちゃきついです💦)
これも自分自身の体験ですが、約1年3か月間、私は体幹トレーニングとウエイトトレーニング(週2,3回)及び有酸素運動(毎朝ウオーキング30分以上)の3つを行いました。
筋肉を肥大化、鍛えることで体の基礎代謝を挙げ、カロリー消費量を増やすことで、20㎏以上の減量に成功し、体温も36度台になりました。
近年、ダイエットを志す若い女性たちの間で筋トレがブームになり、スポーツ施設でウエイトトレーニングに励む多くの「筋トレ女子」を見かけるようになりましたが、実に好ましいことだと思います。
体温を上げるための体のケア
1、水分補給には、冷たい飲み物を避けて白湯(さゆ)を飲む。
2、入浴時は、41度のお湯で30分ほど浸る。
3、長時間労働、深夜のテレビやネットで睡眠不足にならないようにする。
4、体温を上げる食品を摂る。※これについては、また次回書きます。
以上の参考記事
「体温を上げると健康になる」サンマーク出版
著者 斎藤真嗣氏(米国医師免許取得医師/ 感染症専門医/ 腫瘍内科専門医/ アンチエイジング専門医/ がん治療専門の瀬田クリニック東京副院長)
体を冷やす食べ物・温める食べ物
イシハラクリニック院長の石原結實(ゆうみ)先生は、体を冷やす食品と温める食品を次のように分類している。
体を冷やす食べ物
軟らかい物=白パン、バター、マヨネーズ、クリーム
水分が多い飲み物=水、茶、酢、牛乳、ビール、ウイスキー、コーラ、ジュース
カリウムが多い=葉野菜、果物、酢、牛乳
色(白、青、緑系)=白ワイン、緑茶、ビール、うどん、洋菓子、白砂糖、葉野菜
産地(南方産)=バナナ、パイナップル、みかん、レモン、メロン、トマト、キュウリ、スイカ、カレー、コーヒー
体を温める食べ物
硬い物=玄米、小豆、チーズ、あんこ類
水分が少ない飲み物=日本酒、紹興酒
ナトリウムが多い=塩、みそ、しょうゆ、佃煮、明太子、漬け物、肉、魚介、チーズ
色(赤、黒、橙色)=赤ワイン、紅茶、そば、和菓子、黒砂糖、根菜類、海藻
産地(北方産)=リンゴ、さくらんぼ、ぶどう、プルーン、そば、塩鮭、タラ
おすすめは、ショウガ紅茶!
なかでも、石原先生が一番勧める食材が生姜である。
生姜の一番の効能は、体を温めることである。
その他にも多数の効能が研究で報告されている。
免疫力を高める/解熱効果/鎮痛消炎作用/消化吸収力を高める/抗潰瘍・殺菌作用/生殖機能の改善/抗菌・抗ウイルス・抗真菌・抗寄生虫作用/酸化防止作用/血液循環促進・体内浄化など、万能の食材といえる。
で、その生姜のすりおろし汁を紅茶に入れて、毎日2杯から6杯飲む。
生姜紅茶に黒砂糖を加えると、ビタミン、ミネラルが摂れてさらに効果が高まる。
★今年の1月~3月の寒い時期、私は毎日3杯~生姜紅茶を飲んで過ごしました。たしかに体が温まることを実感しました。
(参考記事:「生姜で体を温めれば、血液サラサラ病気も治る」三笠書房知的生きかた文庫 石原結實著)